今朝は用事で梅田へ。駅の高架下で、2人のホームレス(?)の方が、かの「BIG ISSUE」を販売している。その前を素通りするあまりにも多くの人、人。おっちゃん達、一日あそこに立って販売して、毎日どれくらい売りあがっているのだろうか。一冊売れて¥110だ、決して割の良い仕事でもないし、なかなか難しいだろうな。その昔、天王寺の歩道橋の上で「体が悪くて仕事できません、どうかお助けください」と汚い字で書かれた紙を広げ、ひたすらに頭を地面に着けて土下座するホームレスが居た。母親に連れられて近鉄百貨店に買い物に来ていた小学生低学年の頃の俺は、助けてあげたくて母親に泣きながらお願いしたが、母親はお金を恵んであげる事はしなかった。俺は、昔はよく西成のおっちゃんに¥100あげた。昔は缶ジュースも¥100だったしね。しかし生まれ育った西成はたくさんのホームレスが居て、皆を助ける事なんてそう簡単に出来る訳もない。結局、単なる俺の一人よがりだったのか?昔から思っていた、貧富の差とは何なんだろう、何故、毎年路上で凍死するような生活を強いられる人達が居るのだ。手塚治虫の「ブッダ」にもある、裕福な王族の家に産まれたブッダは、貧困故、捨てられた老婆が餓死するのを目の当たりにしショックを受ける。俺だって似たようなショックをたくさん受けた。だけどだんだん無関心になりつつある俺も居る。俺は、たとえ今の仕事を失い、彼女に部屋を追い出されようが、実家もあるし、ホームレスになる事はこの先も無いのではないかと思う。社会復帰目指して毎日路上でBIG ISSUE販売に勤しむ人も居れば、それが同情であれ何であれ定期的に購入する人も居るのだろう。俺は何もしていないぜ、ちくしょう!とりあえず、仕事を頑張る。